fc2ブログ
QLOOKアクセス解析
 イベントが起こりました。内容は、『婆の家に出向き荷物の移動といった力仕事を手伝う。婆が言うには厳しい仕事ではない。報酬は1万円』というもの。拘束時間は、移動を含めても5時間程度と思われる。割の良い仕事である。もちろん承諾した。ただし、報酬については相談としておいた。

 さて、このような条件を見知った人に示されたとき、1万円を受け取るだろうか。私は受け取りたくない。
 この場合の『見知った人』を書いておこう。この婆、訪問するたびにお金をくれたり食事を薦めたり、典型的婆キャラクタである。仕事をきっかけに、お金を渡したいという気持ち(縁を繋ぐ為だろうか)があると思われる。

 受け取りたくない理由を述べよう。単純に、仕事内容と報酬が合わないと思えるからだ。守銭奴の気はあるし、お金も欲しいとは思うが、割に合いすぎる仕事で楽をしたいと思わない。この理由は、遠慮という気持ちも含まれているが、納得がいかないという気持ちが大きい。たいていの人は、特に理由もないのに給料を減らされたら納得いかないだろう。同じことである。

 仕事の報酬に合わないから断るという理由であり、他の理由なら断りにくい。純粋な「お金を渡したい」という気持ちである。ただ、この場合、仕事の報酬と提示している時点で純粋ではほぼありえない。お金を渡したいが報酬としておいた方が良さそう、と考えているならば、見込み違いだし、自分の気持ちに素直になっていないという点で評価は下がる。
 報酬を具体的に提示するより、「お礼はするから手伝って」としておけば、すんなり1万円を受け取っただろう。

 仕事を引き受けることと、報酬がもらえることを前提に話した。前者は、たとえ無料だとしても手伝っただろうから語らない。後者は、経験的に「私はもう老い先短いからお前を道連れにしてやる」という可能性を考えたりしているが、これも語る必要がないだろう。

スポンサーサイト



06/23|エッセーコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
ブログ内検索
プロフィール

正面戦士

Author:正面戦士
ルーミアバナー
バナーをクリックするとこのブログの説明らしきところにジャンプします。

最近の記事
カテゴリー
リンク
最近のコメント
月別アーカイブ
最近のトラックバック
RSSフィード
アクセスカウンタ
ブロとも申請フォーム